[00:14.26]名前すらない感情は
[00:20.02]心のなかで膨(ふく)らんで
[00:25.32]小さな焚き火を灯(とも)すので
[00:30.53]それを小さな歌にして
[00:36.29]真夏の夜空に打ち上げた
[00:42.41]ペンキで塗(ぬ)った空のした
[00:46.88]僕は一人で待っていた
[00:53.69]あんまりそれが寂しくて
[00:58.15]それを小さな歌にして
[01:03.94]君と一緒に歌うのだ
[01:08.31]それはワルツになって
[01:13.61]君の未来を眩(くら)ませる
[01:19.58]いまはそれでいいのさ
[01:25.21]このぬくもりの中では
[01:34.46]そっと君が教えてくれた
[01:39.83]うまく生きる術(すべ)とか
[01:45.34]短(ゆじか)く意見(いけん)をまとめて
[01:51.00]わかりやすく伝える術とか
[01:56.31]いわゆる色々なアレとか
[02:00.87]それはワルツになって
[02:06.15]僕の未来を鈍(にぶ)らせる
[02:12.31]いまはそれでいいのさ
[02:18.02]この幻(まぼろし)の中では
[02:26.64]君と一緒にダンスして
[02:32.05]夜を越えてゆくこと
[02:38.10]それは所謂(いわゆる)ロマンとか
[02:43.16]そういう理想論(りそうろん)ではないのさ
[02:48.41]ただ僕は一人では生きてゆけないということさ
[03:20.76]それはワルツになって
[03:26.37]僕らの未来を濁(にご)してく
[03:32.54]いまはそれでいいのさ
[03:37.24]この幻(まぼろし)の中では
[03:42.41]ワルツになって
[03:45.95]演奏(えんそう)を止めるから
[03:50.81]いまはただ手をとりあって
[03:56.15]踊り狂(くる)えば いいのさ